朝夏まなとさんが宝塚・宙組トップに!普通は知らない宝塚の仕組み
本日のニュースに朝夏まなとさんが宝塚の宙組トップに就任することが発表されました。
私自身宝塚のファンということではありませんが、
コアなファンも多いことで有名ですね。
今回のニュースをもとに、ファンには当たり前な
一般的に知らないであろう仕組みを調べてみました。
プロフィール
芸名:朝夏まなと(あさかまなと)
生年月日:1984年9月15日
出身地:佐賀県佐賀市出身
佐賀大学文化教育学部附属中学校卒業
きっかけ
朝夏さんは小さいころからバレエをならっており
中学校の頃、宝塚の全国公演があった際
“毎日舞台に立てる仕事っていいな”
と憧れを持っていました。
しかしながら、どうすればなれるのかわからず漠然としていたところ、
新聞で一つ上の先輩が宝塚音楽学校に入学した記事を読んで、私でも挑戦
できるんだとを知り受験を決意されたようです。
入団から10年
宝塚音楽学校入学=宝塚入団かと思っていましたが、調べてみると
どうもそうではないようですね。
まず、宝塚音楽学校に入学して予科1年・本科1年の通算2年間、修業。
その卒業生のみ、宝塚歌劇団に入団できるようです。
入学資格は
容姿端麗で、宝塚歌劇団の舞台人に適する者
義務教育終了~高卒までの年齢(15歳 – 18歳)の女子
とあり、一応門戸は広い様子。
ただ、毎年40人程度の募集に1000人前後の受験者数があるなど
倍率は20倍以上という超難関。
その狭き門を潜り抜けたとしても音楽学校の授業も厳しく、
その2年で脱落するものも少ないとか。
また、宝塚歌劇団在籍中には、団員は“生徒”と呼ばれ、音楽学校に入学した年による「年功序列」が徹底。
同じ学年内では「成績による序列」が厳しいといわれます。
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タカラジェンヌの社会は、華やかな舞台とはうらはらに、けっこうシビアな世界のようです。
朝夏さんは2002年に花組に配属され、2012年6月に宙組に組替えになりました。
そして今回2015年の宙組のトップスターに選ばれたのです。
厳しい世界で10年も絶え勝ち取った彼女に要注目ですね。
組の違い
宝塚には「花組」「月組」「雪組」「星組」「宙組」の
5つの組があります。
そもそも組分けが始まったのは、団員の増加&公演回数の増加が
起因のようですが、おもしろいと感じたのが「星組」の復活です。
星組は1933年に開設されたようですが、戦時中に戦況悪化の影響から
1939年にいったん廃止されます。
しかしながら1948年に復活することになったのですが
その理由が「労働基準法」順守のためということです。
なにかおもしろくないです?w
さて、それぞれの組の特徴ですが調べてみると
次のような特徴があるようです。
花組・・・長年「ダンスの花組」と呼ばれ、ダンスを得意とする
スターが多く在籍
月組・・・ナチュラル志向の芸を持ち味に、特に芝居に強い。
トップスターや助演者を多く輩出
雪組・・・「日本物の雪組」といわれ、日本舞踊や所作の美しさを評価されていたスターを多く輩出。
端正な芸を持ち味に、日本物の芝居を得意
星組・・・他の4組に比べ「熱い」「濃い」などと評されることが多い。
男役スターにはダンスと、演技面における包容力・ロマン性の表現に定評がある者が多い反面
歌唱に課題があるメンバーも少なくない傾向がみられるが、娘役に歌唱力に秀でたメンバーも多い
宙組・・・最も新しく1998年に創設。コーラスやアンサンブルの完成度の高さには定評がある。
専科・・・一芸に秀でており、各組に出演可能
非常に簡単にですが、それぞれに持ち味があるようですね。
退団
今回の朝夏さんは現在のTOPスターである
凰稀(おうき)かなめさんの退団に伴い就任したのですが
退団はどうやって決めるのか。
結論から言うと、本人の意思みたいですね。
お披露目公演は、2015年3月25日に初日を迎える宙組梅田芸術劇場公演(『TOP HAT』)となります。
今後の彼女の活躍を期待しましょう!
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