多摩市連続不審火は放火!犯人像は20代男性か!?その根拠とは
多摩市の連続不審火が続いています。
2014/9/12~20日の間で時点ですでに6件。いずれも建築中の家が標的になっています。
これまでを簡単にまとめると、1件目はあまり燃えなかったことから
2件目以降は灯油や新聞紙を使って火をつけていることがわかっています。
直近の6件目には木を立てかけて燃やしたという明らかに燃やすことに巧妙になって
犯行がエスカレートしている様子が伺えます。
犯人像
日本損害保険協会のHPに連続放火犯の犯人像をレポートしたものがありました。
今回はそれを見ながら勝手に分析してみます。
このレポートでは犯罪でよく知られるプロファイリングについて連続放火については
少ないということを紹介しています。
そこで、警察庁が保有する犯行件数が5件以上の300件の事案から情報が少なかったり
整合性が取れないものを除いた259件をもとに分析。
都市・地方(15万人以上の県庁所在地)・その他の分類で地域ごとに差があるのか
を比較検討されていました。
今回はその資料を基に勝手に推測してみます。
連続放火犯の特徴
男性と女性の比率
男性:87.3% 女性:12.7%と
年代については、地域によって差は見られない
動機
自身の不満を発散する目的が主ですが地方と都市では
若干意味合いに相違があるようです。
「田舎型放火」
濃密な人間関係の中容易に解消しがたい葛藤が生じ、
閉塞的な状況を一気に解決するために行われるリセット装置としての放火「都市型放火」
明確な対象が意識されない漠然とした不満や鬱積を、
無関係の対象に放火することで解消するための放火
田舎ではご近所づきあいからの憂さ晴らしで
都会では漠然とした憂さ晴らしですと。。
8月には、京都でも不審火があり (京都連続放火事件 ⇒ 毎日新聞HP)
この時は亡くなられた方がいらっしゃいます
多摩の件ではは幸いにも死者は出ていないようですが
捕まった際の補償は相当なものでしょうね。
行動
連続放火犯は大都市での犯行であっても
85.5%の犯人が土地鑑のある場所を犯行地点としているようで、
やはり近隣に住んでいる人間の犯行が強いようです。
移動手段
過半数が徒歩での移動のようですが
これは地方と都市によって差が見られたようです。
全体でバイク・車での移動は15.8%であるが、
地方での同手段の利用数は30%であり、都市部ではわずか5%程度
しかありません。
よって今回は徒歩もしくは自転車で移動の疑いが強いと思いましたが
本日の報道でくるまの可能性を示唆していました。
理由としては18Lのポリタンク容器を持って移動するには
徒歩や自転車では目立ち厳しいためとのこと。
なるほど、それもそうだよなと納得しましたが
次に距離について面白い結果が見られたようです。
移動距離
移動手段が地方と都市部では差が出たのに対し
移動距離についてはあまり差異は見られなかったという
興味深いデータになったようです。
ということは移動手段が車でも自転車でも変わらないということです。
半径今回は1.5~3km以内に犯行が集中しています。
つまり、やはりその付近に住んでいるものの犯行ではないでしょうか。
性別・年代と移動距離
最後に、性別と年代による移動距離をまとめた票をご覧ください。
移動距離のなかで3km未満を見てみると10代が一番多いですが
車での犯行となると20代が最も強そうですね。
まとめ
今回のプロファイリングをもとに勝手に犯人像をみてみると
男性で近隣に住んでいる車での移動ができる20代
ということが一番強いように思います。
放火犯は繰返し犯行を重ねることが多いと聞きます。
これから冬になり空気がどんどん乾燥してきますので
まだ死傷者が出ないうちに逮捕されることを強く願ってやみません。
おまけ
今回は人的被害が出ていないことについては
不幸中の幸いではありますが、夢にまで見たマイホーム
それを燃やされた施主はたまったものではありません。
こういった場合、どうなるのかを調べてみました。
引き渡しまではやはり工事業者の責任になるようです。
しかしながら大抵は建築中に、保険に入ることになります。
家事やミスなど不測の事態は保険を使って立て直すことができるようです。
ですので、今回新たな出費というのはないのでしょうが、犯人がつかまった
場合は、保険会社から多額の損害賠償を求められることでしょう。
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