ノースハリウッド銀行強盗事件!犯人画像と奇跡の解決が!!
銃社会アメリカ。よく銃を持つことの正当性などが議論されていますが、銃が氾濫する社会ならではの事件がありました。
平和な日本で暮らす我々から考えると想像もつかない内容です。
ノースハリウッド銀行強盗事件
犯人はラリー・フィリップスとエミール・デクバル。
二人は1990年頃から銀行や現金輸送車を襲い続け、すでに強奪金額は1600万ドルを超えていました。
運命の時は1997年2月28日。
いつものようにバンク・オブ・アメリカ ノースハリウッド支店へ武装して乗り込みます。
初め二人は天井に発砲し、そのまま現金を奪い逃走する予定でした。
しかしながら、今回は最初に発砲した際に通行人が気付き通報。
現金を奪い切ったときにはすでに警官隊50人以上に囲まれるという事態でした。
武装
二人の武装はAK47自動小銃という連射が可能なライフル。
AK47(セミ/フルオート切替可、発射速度 600発/分、有効射程 600m)
対して警察はベレッタやリボルバー拳銃(回転式拳銃)とショットガン。
相手は被覆鋼弾(フルメタルジャケット)で装備も万全。
呼びの弾倉ももち、まるで戦争さながら。
警官は街のガンショップで自動小銃のを調達手配をします。
その間犯人と警察の間で銃撃戦があり、発砲数は1,000発とも言われています。
番組では3,000発という話もありますがどちらが正しいのでしょうか。
AK47は1分間に600発というくらいですので、今回解決まで44分。
あながち3,000発というのが正しいのかもしれませんね。
解決
弾を撃ち続けていたが、銃に故障が起きます。
そこで2人は離れ離れに逃走することになるのですが、ラリーの防弾着が覆っていないところに警察側の銃弾が命中したことで逃走を断念。
拳銃を自分に向けて発砲し自決。
エミールは車で逃走するが、乗り換えようと奪った車の安全装置が解除できず警官隊に囲まれ御用。
その際に、警官隊から受けた銃の傷の血が止まらず病院にて死亡。
犯人画像
左側がラリー・フィリップス。右側がエミール・デクバルです。
今回はあれだけの銃が発砲されながら、負傷者は出たものの、犯人以外死者が一人も出ないという奇跡的な解決だったのです。
今回は中継されていたようで、犯人の逮捕シーンの動画を見つけたのでどぞ。
アメリカでは犯人が駐車場に現れてから死亡するまでが放映され、それを元にテレビ映画まで作られました。
日本では「44ミニッツ」と題したDVDがリリースされています。
表紙を見たくらいですが、実話とは思いませんでした。
日本は元々銃が規制されており、そこまで数はでていないですが、アメリカは既に多くの銃が出回っています。
これから規制を行い銃のない社会を作るなんて現実的ではないのかもしれませんね。
こういった事件は少しでも防げることを願ってやみませんが、アメリカの警察にはこの事件後より強力な武装が配備されたとか。
何とも言えない事件ですね。
参考:気楽に☆行こう
この記事へのコメントはこちら