もう一つの西鉄バスジャック事件!その裏には何があったか?
2000年のゴールデンウィークにあった西鉄バスジャック事件。
その後、あらゆる対策が講じられる中ひそかに2014年7月20日にも同じ西鉄でバスジャック事件がありました。
当時はニュースにもなっているのですが、重傷者など出ることがなかったため現在では大きく語られることもありません。
20日午前11時5分ごろ、福岡県直方市から福岡市に向かって九州自動車道を走行中の西鉄バスの女性乗客から「車内に包丁を持った男がいる」と110番があった。同県太宰府市の太宰府インターチェンジ(IC)付近の下り線で停車したところで、県警捜査員が車内に突入し、同県福智町赤池、無職、小林優之容疑者(26)を銃刀法違反容疑で現行犯逮捕した。運転手と乗客約20人にけがはなかった。(毎日新聞:「九州道:走行中のバス内で刃物 26歳男を逮捕 福岡県警)
九州道(下り)で、これがさっきのバス。初めて見た「SOS 110番」の表示。急病人が出たとか?まさかバスジャックとか言わないよね…? pic.twitter.com/CWqUkWV3TW
— サツキ (@taka__satuki) 2014年7月20日
このバスジャック犯は
社会で自活することが難しい障害者らを支援する福岡県福智町のグループホームに今年3月に入所。共同生活しながら就労実習を行っていた。(まとめNever)
とあり、社会生活に支障があった方のようですね。
驚いたことに今回が2回目。
前回は事前に止めることができたようです。
なんでも目立ちたかっただけというふざけ過ぎた所業。
こういったことに注目すると思惑通りなんですかね。。(参考:まじめな時間)
逮捕までの経緯
今回は30分ほどで事件解決にまで至ったようですがなぜにそんなに早かったのか。
走行中に車の外で異音がして、犯人が原因を訪ねた。
とっさの判断で運転手が外に出てみないとわからないと言い、犯人から見てくるように指示を受ける。
すでに追跡していた警察車両がおり、警官突入で逮捕。
ということのようです。
その異音というのは非常口を開けた時の音のようですが、とっさの判断もありGJでしたね。
事件の早期解決の道筋
- ハザードランプの高速点滅や車両後部に設けた非常灯の点灯、行先表示に「SOS」「緊急事態発生」などと表示できるようにした。
- 西鉄では独自の対策として、ヘリコプターでの追跡時に上空から車両を特定できるよう、屋根上に車両番号を表示するようになった。
- ほかにも、車外への脱出が容易にできるよう一般路線バスについてそれまでの逆T字窓からT字窓へ仕様変更をした。
ちなみにT字マドと逆T字マドの違いは次の通り
T字窓は窓が開けられるので脱出がしやすいということのようです。
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西鉄は年に1回は防犯訓練もされているようで、そういったことが役立ったということですね。
正直事件に遭遇しないということは誰しも言えないと思います。
もしもの時を考えてある程度の対策をしておくことが重要ですね。
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