信号のない交差点「ラウンドアバウト」で事故が減る!?設置先は?
ラウンドアバウト。それはかなり端折ってしまうと円形の交差点ですw
2014/9/1から全国で運用が始まった模様ですね。日本では十字路の交差点しかありませんでしたが、海外ではごく一般的なものなのになります。
通常十字路では一旦停止をしてから右左折するのですが、ラウンドアバウトの場合日本では時計回りに左折のみで通行するのです。
こうすることで、交差点でのスピード超過や右折時の衝突などが避けられ、重大事故が起こりにくい仕組みが出来上がるというわけです。
実際に、外国で調査された結果ラウンドアバウトにする前後では30~40%も事故が減るという結果が出で各国で導入が進みました。
また、信号機がないため災害時にも交通整理がいらないという利点!?があり、皮肉にも日本では東北で多くの整備が進んでいるようです。
ラウンドアバウトの歴史
そもそも都市計画のデザイン的な要素として端を欲しているようです。その確固たるものがフランスのパリ。
パリは凱旋門を中心に放射状に都市が作られています。その景観の中で自然と環状の交差点となっていきました。
交通の仕組みとしてはっきり確立され始めたのが1900年代初頭~。しかしながら、当時は交差点に侵入する側が優先となっておりスピードを落とさず侵入が可能で衝突の際には大きな事故となっていました。また、交通量が多いときに渋滞が発生することから交通の仕組みとしては1950年ごろにすたれてしまったようです。
しかしながら、何とかできないものかとルールが見直され、環道内優先というルールを適用し1970年代にイギリスから復活ののろしを上げたのです。
その有効性が注目を浴び1990年代にパリでは15,000か所に設置され、アメリカでも導入が始まりそして今回日本での導入の運びとなったのです。
今回の設置予定場所
【宮城県】(19か所)
石巻市大瓜字棚橋
大崎市鳴子温泉字沼井
塩釜松陽台1丁目
仙台市青葉区川内
仙台市青葉区桜ヶ丘
仙台市青葉区中山吉成1丁目
仙台市青葉区中山吉成1丁目
仙台市泉区永和台
仙台市太白区中田字後河原
仙台市太白区日本平
仙台市太白区ひより台
仙台市太白区ひより台
仙台市太白区八木山本1丁目
仙台市宮城野区東仙台5丁目
名取市相互台1丁目
名取市相互台2丁目
名取市相互台2丁目
名取市相互台東2丁目
名取市みどり台3丁目
【愛知県】(4か所)
一宮市 栄1丁目
常滑市 北汐見坂2丁目
豊田市 猿投町
豊田市 矢波町法沢
【長野県】(4か所)
飯田市東新町1丁目
飯田市鈴加町1丁目
北佐久郡軽井沢町大字
須坂市野辺町
【静岡県】(3か所)
菊川市柳1丁目
浜松市浜北区内野台
焼津市関方
【東京都】(1か所)
多摩市桜ヶ丘1丁目
【大阪府】(1か所)
堺市東区日置荘西町1
【京都府】(1か所)
南丹市八木町大薮小溝
【茨城県】(1か所)
日立市多賀町1丁目1
(参考)
評判
「いったん止まらなきゃいけない。よくわからない。戸惑った」
「かえって信号がついちゃった方が、心置きなく、赤で止まって、青で渡れる」
やはり、慣れてない市民からすると上記のような声が上がるのも仕方ないか。。。
ウチの母親なんかは市内中心部の複数車線の道路も走るのが怖いと言ってるから近所にできれば心配でしょうがないですねw
他にもツイッターには次のようなつぶやきも。
ラウンドアバウトの渋滞は悲しい記憶しかない。下の画像みたいに,身動きの取れなくなった大型車の隙間を他の車が埋めて完全に詰まる。後ろには何百メートルも車がたまり,1個抜けるのにすごい時間がかかる。そして抜けても次のラウンドアバウトが…… pic.twitter.com/mcVK7AhEHP
— ACTIVE GALACTIC (@active_galactic) 2014, 9月 1
たしかに、交通渋滞の多いところには向かない仕組みのようですね。
その他
以前、ラウンドアバウト好きの人がそこを走り回るという動画があったので実際に走っているイメージがつかめたのでご覧くださいw
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