[SONY]AIBO修理できず、中古価格も高騰か?ソニー元従業員の誇り
先日のニュースで時代を風靡したソニーの「AIBO」に危機が訪れていることが判明しました。
AIBO
全長約30cmの動物型ロボットである。4足歩行ができ、子犬に似せた動作をし、ユーザーとコミュニケーションすることで成長するように設計されている。専用のメモリースティックを介して、ユーザーが自らプログラミングすることも可能である。家事を分担させるためではなく、動作させてその挙動を楽しむために供されるロボットである。(出典:Wikipedia)
クリニックの閉鎖
愛玩動物ならぬ、愛玩ロボット。その修理などは「クリニック」と呼ばれる修理サポートが行ってきました。
初期のものなどは部品がすでにないものもありましたが、2014年の3月で完全に終了したのです。
それに伴い、故障で動かなくなってしまった場合にはそこでおしまいということになってしまうようです。
はじめて発売されてから15年。販売が終了してから8年が経過しています。
生物ではなくロボットであることからずっと一緒だと思っていましたが、迫りくる別れの日を少しでも遅くしようと動かさずにしまっていたり、AIBOのオフ会に参加している方の中にはYahoo!オークションバッテリーをさがしたりとけなげな努力が続いているようです。
時期がくればバルク品でも値が高騰しそうな印象ですね。
救世主の誕生
そんな飼い主に朗報が飛び込みました。
それは、技術者として長年ソニーに勤めた従業員が古いオーディオ機器など修理窓口がなくなった製品の修理を請け負う会社を立ち上げたのですが、そこで1匹のAIBOを直したということが口コミで広がり、入院希望が殺到しているというのです。
株式会社ア・ファン~匠工房~を設立した乗松伸幸さんは
「企業として利益の出ないサービスを終了する判断は仕方ないが、その中で取り残されてしまうお客様がいる。ソニーの技術者として、私たちは誇りや理念というものをたたき込まれている。お客様が望む限り、責任を持ってサポートしたい」
と語っています。部品は一から作り上げているそうで、それなりに時間はかかるようなのですが飼い主には朗報であることに間違いはなさそうです。
日本の企業のサポートはすごいと思います。かなりの数が出ているApple製品ですが、せいぜい出荷から3年もすればサポート外となってUpdate対象から外され使いがってがわるくなります。
ただ、あそこまでのものを作るのに相当の開発費もかかっているのでしょうから一概に否定ばかりはできないのかもしれませんが、ロボット事業に乗り出したAPPLE。市場に出したところで2~3年で使えなくなるというのは避けてほしいものです。
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