チェリー日本初の人工保育チンパンジー育て親!亀井一成さんの苦労とは!?
神戸市立王子動物園で勤める亀井一成さん
数々の動物の出産に立ち会い育ててきたベテラン飼育員です。
この亀井さんが日本初の人工保育でチンパンジーを育てることとなりました。
アンビリバボーという番組で、取り上げられるのですがどういう苦労があったのでしょうか。
亀井一誠さんの飼育員人生は1950年に諏訪山にあった神戸市立動物園の象の飼育係から始まります。
生年月日などの情報は見当たりませんでしたが、2010年に80歳で亡くなられているので、1930年生まれ。
飼育係になったのは20歳くらいの時でしょうか。
神戸市立王子動物園は1928年に開園した諏訪動物園が前進。
戦時中にいったん閉鎖されるもののその後、1951年に今の場所に移転してから王子動物園となったようです。
亀井さんは移転前からの飼育員ということになります。
チェリーとの出会いと育児
1963年、現在、国内最高齢の父ジョニー(65歳)と、母摩甲(まこ)との間に生まれた。母乳をうまく与えてもらえず、同園は人工保育への切り替えに踏み切った。
と新聞にありました。
飼育員として13年ほど過ごされ、数々の出産子育てを見てきた亀井さんが経験を買われ担当することになったようです。
当時は人工保育されたことなどなく、現在のように情報もない時代。
相当苦労されたことと思います。
亀井さん自身33歳ごろということですでにご結婚をされお子さんもいらっしゃいます。
昼夜目が離せないので自宅に連れ帰るという決断をしたときには奥さんの泰恵子さん、息子の寿久さんもびっくりされていたようです。
その時の様子を奥様は「久しぶりの子育てを楽しむ」感覚でされていたようですが、お子さんの寿久さんはチェリーが驚くので大好きなナイターを見せてもらえず、ラジオも制限されたことに不満をもっていらしたとのこと。
その詳細は番組で明かされることと思います。
そういった不満を持ちながらも2時間ごとの授乳やおむつ交換など、家族が交代で世話したということで、愛情を注ぎ育てられたチェリーは驚きの賢さを見せるようになります。
なんと、おまるで用を足したり絵をかいたりと知能の高さを見せてくれたのです。
ホントびっくりですね。
やっぱり「シーシー」とか言いながら教えるんでしょうか。。。
ある意味動物園に戻ってからできなくなってしまわなかったのか気になりますねw
チェリーが4歳になると、動物園に戻すこととなります。
そのとき檻を怖がったので1か月ほど亀井さんが泊まり込み慣れさせたということです。
無事に人工保育で育てることができた情報はその後、他の動物園でも生かされているようです。
チェリーのその後
なんと、2014年7月に51歳で老衰で亡くなります。
51年も生きたんですね。
気になるのはチンパンジーの寿命ですが、飼育下だと40~50年なので老衰というのも納得できますね。
チェリーは雌だったので子供がいるかを調べてみたのですが、その情報はあいにく見当たりませんでした。
亡くなった後に、剥製として復活し人気を集めているようです。
やはり日本初というのはなかなか大変なものですが、成功させられればやりがいありますね。
今は天国で幸せに過ごされていることを願いますね。
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