ソニアの黒ラブから白ラブへ変化した理由?数日で色は変わるのか?
北海道に喫茶店を営んでいた葛西さん一家に飼われていた真っ黒なラブラドールであったソニアちゃん。
中でもご主人に溺愛され、たっぷりの愛情で育てられていましたがある時ご主人が癌に侵されていることが発覚。
数か月後にその飼い主がなくなり、深い悲しみで白くなってしまったとされています。
実際そういうことがあり得るのでしょうか。
動物の感情
調べていてびっくりしたのですが、昔の獣医学所では「犬には感情はない」と書いていたみたいですね。
人間もそうなのですが喜びや悲しみにはホルモンが関係するようです。
うれしいときや楽しいときには「オキシトシン」というホルモンが血中に増加します。たいして、つらいときや悲しいときなど負の感情の時には「コルチゾール」が増加します。
2010年の国際会議「People & Animals: For Life(人と動物:生活のために)」で
犬と飼い主、双方のオキシトシンやコルチゾールの値は、飼い主が犬に対して持っている肯定的あるいは否定的感情に関する調査の回答と強い相関があった。
と報告があります。つまり、飼い主がうれしいときには犬も喜び、悲しいときには犬も悲しむというものです。
それから時間が経って現在は科学的なデーターで「動物にも感情がある」事が証明されているそうです。(参考:犬徒然★八街から)
今回は家族の深い悲しみをそのままソノアが感じていたっていうことも考えられますね。
毛色の変色期間について
テレビ番組とかでは数日で色が白くなったと誇張して報道されていることなどもありますが、実際はそういったことはないようです。
毛の色は毛根で生えるときに色がついてくるので、すでに生えたものが数日で一気に変わるということは現在はあり得ないとされています。
今回のソニアちゃんについても徐々に白くなっていったということで公開されている動画にあるように2年をかけて真っ白になったようです。
I had a request of the explanation of the movie.
Posted by 白いソニア on 2015年2月11日
追記(2015/5/2)
飼い主の葛西さんよりコメントをいただきました。
ソニアちゃんは毛先からも色が変わっていたようです。
そういったこともあるなんておどろきですね!
現在のソニアちゃんは?
調べてみると既に1年半前に亡くなっているようですね。(享年:満16歳:2013年9月16日)
ラブラドールの平均寿命が12~13歳ということなので16歳までいきたのも大往生ではないかと思います。
お母さんがブログを継続的に描いていらしたのですが、諸事情で2012年8月で更新を止めていらっしゃいます。
その時にすでにインスリン治療をしていると書いてありましたので、それから1年ももっていたのでお母さんの深い愛情があったのも容易に想像がつきますね。
まとめ
・犬は人間の感情を察知し、喜びや悲しみを共有できる。
・毛が生え変わる期間は数日で変わることはなく、徐々に変わっていく。
・ご家族の愛情に育まれ16年の大往生でソニアちゃんはなくなった。
お母さんも体に不調を抱えていらっしゃる旨を先述のブログで書いていらっしゃいました。
大丈夫かなと気にかかりましたが、今はFacebookに変えて情報発信をされているようすでしたので少し安心しました。
ご自身もいたわって長生きして頂きたいですね☆
違います!
ソニアは毛根ではなく毛先からも変わりました。
16歳は大往生と言われますけれど
実際のソニアはもっともっと長生きをしたかったようです。
言葉を話せなくとも心と通じます。
何を心残りにしていたかは今現在も飼い主である私自身も考えていますけれど
16歳は決して寿命ではありません。