趙顕娥ピーナッツ事件!?騒動の結末はいかに!
大韓航空機の趙顕娥(チョ・ヒョンア)副社長が、とある騒動を起こしました。
その騒動について調べてみました。
趙顕娥って誰?
趙亮鎬(チョ・ヤンホ)韓進グループ会長の長女。
韓進グループとは、話題の趙顕娥氏のおじいちゃんが第2次大戦後に始めた事業から作り上げた韓国の財閥のひとつです。
おなじみの「大韓航空」の「航空部門」をはじめ「海運部門 」「陸運部門 」「観光・ホテル・不動産部門 」「情報・IT部門」「非営利部門」などで事業を行っている会社のようです。
つまり、生粋のお嬢ちゃんのようですね。
2年前(2010年)に大韓航空機内サービス部長になって現在は副社長。
原因はピーナッツ!?
自社のファーストクラスに乗務していた担当者のサービスに不満があったとか。
その内容というのが、マニュアルで次のように設定されていました。
・乗客に食べるかどうかの意向を尋ねる。
・欲しいと意向を受ければ皿に盛って提供。
しかしながら、乗務員が袋のまま提供したことから「サービスがなっていない」と激怒したというのが発端です。
それだけで済めばよかったのですが、さらにはサービス責任者を呼びマニュアルを確認させるも、その項目をなかなか見つけられないことから既に滑走路に出ていた当該機を引換させて降ろしたというものです。
調べてみたところ、一旦滑走路に出た飛行機が引き返すのは通常機体の異常が見つかったときや、乗客の安全にを守るためなどの事態でしかない様なのですが、今回はやってしまいましたね。
その後引き返したことの乗客への報告はなく、20分遅れで出発。
目的地の仁川国際空港へも11分遅れだったとか。
遅れの時間自体は想定の範囲内で済むかもしれませんが、一旦出発したものの引き返したことにたいしての説明がないというのは「サービスがなっていない」のではないんですかねw
騒動のその後
ことの大きさを問題視した趙顕娥氏は自ら「今回の事態について責任を負い、大韓航空の全ての職務から退く」と辞意を申し出て役員会議で了承されたとのこと。
ただ、職務から引いても副社長の肩書は残し、グループのホテルで代表取締役も務めているようですがそれは続けるようです。
こんなのでは実際何も変わらないでしょうね。
感想
韓国ではコネの力が強いようで、求職者の半数以上がコネの活用を希望しているんだとか。
実際コネ利用者の74.8%が書類選考を通過し、43.3%が最終合格という調査もあるようです。(参考:RecordChina)
実力もあるのかもしれませんが、コネの力が強い社会って疑問が残りますね。
なんか力をつけてくると潰されてしまうようなイメージが強くて仕方ありません。
サービス乗務員の責任者を下すということは、保安上の責任者を下すということで最も重要な保安業務を危機に陥れるということもにもなるとTVのコメンテーターが言っていました。
一時のものではなく、全体でモノを見てもらいたいですね。
(参考:Yahoo News)
この記事へのコメントはこちら