熱中症とその対策。勘違いが命取り!?水を飲むだけではダメな理由
猛烈な暑さを記録している本日。熱中症で2,000名近くの方が病院に搬送され、9名の方が命を落としたとの報道が。。なぜ熱いだけで死んでしまうのか。そのメカニズムを調べてみた。
私がまだ若いころは「熱中症」より「日射病」という言葉の方がなじみが深い。調べてみると熱中症は日射病を含めた熱射病などの総称とのこと。
日射病
日射病とは、全身の倦怠感、吐き気、あくびから始まり、やがて頭痛や意識障害などを起こす症状
熱射病
熱射病とは、高温多湿の下で長時間歩いたり作業をした時に、大量の汗をかき、体内の塩分や水分が著しく不足し、体温の調節が効かなくなって起こる症状
熱中症はどんな病気か
簡単に言うと、私たち人間は外気の上下があっても体温を維持する機能を持つ恒温動物。脳が体の状態を察知し常に同じ温度を保つよう自動的に調整しているのだ。
しかし、熱中症になるとその機能が失われ体温を維持できなくなる。維持できなければ上がった体温は下がらず、水分は奪われやがて脱水症状を起こし意識障害を起こしてしまう。
その状態が続くと脳の神経が破壊され、壊れた脳神経には修復する機能がなく、回復しても脳障害が残ったり最悪死亡してしまうというものだ。
なぜそうなるまで気づかないのか
初期症状はめまいや、体がだるいといった軽い症状であるためにちょっと休んでいれば治ると思っているうちに症状が進んでしまうため、そのまま倒れてしまう。
こういった状態を引き起こさないため、こまめに水分を補給するのが予防策の一つだ。
ただ、激しい運動により汗を大量に描いている場合は水を飲むだけでは事足りない。汗には塩分も含まれ血液中のミネラル分が少なくなる。水だけを飲んでもミネラル分が補給できず、筋肉のけいれんを起こしてしまうのだ。大量の汗をかいた時にはスポーツドリンクが一番良い。
私も大量の汗をかいた時に水とスポーツドリンクをそれぞれ飲み比べてみました。
すると、断然スポーツドリンクの方が体に染み入ってくるのがはっきりわかった。みなさんも体調に気をつけながらぜひ一度機会があれば試してみてください。そのあまりの違いに驚くことでしょう。
個人的にはキリンビバレッジが出している「ソルティーシリーズ」がおすすめです。初めは塩!?とおもって、手が出ませんでしたが一度飲んだらヤミツキです!
睡眠事の注意!
睡眠障害をお持ちで睡眠導入剤を服用されている方や、夜中目覚めると寝付けないから水を控えているというお年寄りの方は要注意です。
エアコンもきって、ムシムシするなかで眠ってしまい気づかないうちに体の水分を奪われ体が動かなくなるということが身近でもありました。
対岸の火事ということではなく、いつでもだれにでも起こり得るものだと意識する必要があるようです。
のどが渇くというのは体が欲しているためです。自然に任せ必要なものは無理して抑えず、平年並み~平年より高いと言われている今年の夏を乗り切りましょう!
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