【アンビリ】博多駅駅構内の倉庫から遺体が!死体駅送事件の犯人は?
番組で驚愕の事件が紹介されていました。
博多駅に荷物置き場においてある荷物に腐乱死体が発見されたというものです。
犯人は捕まったようですが、その逮捕までの道のりがさすが昭和と感じ紹介します。
事件概要
1957年(昭和32年)5月2日に福岡市の博多駅にある引き取りに現れない荷物を一時保管する荷物倉庫の中からひどい異臭がすると報告を受け調査をしたところ、しっかりとした木枠で囲われ古くは米俵として利用されていたコモと呼ばれるものでくるまれていた荷物が怪しいと突き止めました。
警察の立会いのもと開梱すると、ビニール袋や布団に包まれた2つにおり曲がった遺体が発見され、殺人事件として捜査が開始されます。
遺体は死後2ヶ月ほどたっており、腐乱がひどく被害者の特定も困難を極めたそうです。
操作のかく乱
荷札からその荷物は名古屋の笹島駅から送られていたことが判明するも、さらに荷受の帳簿から東京の汐留駅からおくられたものであることがわかりました。
笹島駅の駅員は、荷主を覚えており20代半ばの男性でスーツ姿であったことを記憶しています。
東京の汐留駅では荷量が多いが大きくても怪しまれないレントゲン会社を名乗り電気機器として荷物を送付してこともわかります。
逮捕後に、犯行現場を隠す目的で荷物を転送したようですがその際に東京からの荷受札を外し忘れてしまい足がつくこととなります。
逮捕の決め手
遺体がくるまれていたビニール袋の販売経路を探ると大量に購入していた衣料販売店があることを突き止め、事件後その店から窃盗し行方不明になっているAさん(20)の存在が浮上。
その交友関係を洗うとまた行方不明になっているBさん(21)の存在も発覚。
犯人をA容疑者として特定し逮捕に至ります。
犯行の動機
当時は情報の伝達も遅い時代。都会で流行ったデザインが地方で流行るのは2年後というのがざらだったようで、都会で廃れた生地を地方の衣料品店に卸すという仕事が旨みがありました。
しかしながら、容疑者は足元を見られ買い叩かれることも多く地方で知り合った被害者と一緒に行動をするようになります。
地方を回って東京に戻ったときの分け前に不満を抱いたのがきっかけです。
川端さんは仕入れの伝票なども一切見せないことから利益をピンハネしていると思い込んでの犯行だったそうです。
判決
今回は注目されていたためか、スピーディーに判決が確定されます。
死刑を求刑されていましたが容疑者は戦争で父をなくし、その後母も病死したことで兄弟がばらばらに親戚に預けられることになり劣悪な環境でそだったことや、犯行時は未成年であったことも踏まえ無期懲役となりました。
もう50年以上昔の話なので、現在はどうされているのかわかりませんがしっかり罪を償っていることを望みます。
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