シャーロット妃の名前を付けた赤ちゃん猿への批判が集中!その経緯は?
イギリスのウィリアム王子とキャサリン妃の2人目のお子様であるシャーロット妃にあやかった名前が付けられた高崎山の子ザルが話題となっています。
どんな批判なのでしょうか?
高崎山
正式名称 瀬戸内海国立公園高崎山自然動物園
専門分野 サル類
事業主体 大分市
管理運営 財団法人大分市高崎山管理公社(指定管理者)
開園 1953年(昭和28年)3月15日
所在地 〒870-0802 大分県大分市大字神崎3078-20高崎山には古くから野生のニホンザルが住んでおり、明治時代末期には約600頭ほどにもなった。その後、大正時代の山火事で一時頭数が激減するが、1940年(昭和15年)には100頭以上を数えるようになり、終戦直後には200頭程度にまで増えて農作物への被害が深刻となった。そこで狩猟などによるニホンザルの駆除が試みられたが失敗。これを耳にした当時の大分市長上田保が、駆除に代えて餌付けし観光資源として利用しようとしたのが始まりである。(出典:wiki)
当時の市長さんには先見の明があったようですね。
しかし、現在公式のHPについてはすでに話題になったことからアクセス集中のため表示されなくなっています。
なんでも、あさから400件もの苦情の電話が鳴りやまないとか。
なぜこんな事態になったのかの経緯を調べてみた。
命名の習慣
高崎山では、1984年(昭和59年)から、その年最初に生まれたサルに、その年の出来事にちなんだ名前が付けているようです。
公募でするようになったのが2013年からのようですね。
なお、wikiでわかった2009年以降の命名は以下の通り
2009年 レンパ – 日本がワールド・ベースボール・クラシックで連覇したことに因む
2010年 クロマグロ – ワシントン条約締約国会議で大西洋・地中海産クロマグロの取引禁止が提案されたことに因む
2011年 キズナ – 東日本大震災からの復興を願って命名
2012年 カモン – 高崎山のキャラクター「たかもん」がデビューしたことに因む
2013年 カンレキ – 高崎山自然動物園の開園60周年に因む。初めて公募により決定
2014年 ソチ – 2014年2月に開催されたソチオリンピックに因む。なお、母親も名前がなかったため、前回大会であるバンクーバーオリンピックに因んでバンクーバーと名付けられた。
2015年 シャーロット – 英国王室ウィリアム王子の長女であるシャーロット王女に因んで命名されたが、抗議が殺到したため、取り消しを検討する事態となった。
批判集中!?
ニュースによると、内容としては「王室に対して失礼だ」という内容が多かったようですが、その騒動に街の意見はまっぷたつ。
・品があっていいじゃないか。
・気にしすぎ
・自分の名前が猿につけられるのはやっぱり気分がよくない。
Twitterなどで検索してみておもしろかったのが、このニュースになる5/6までは「不敬」だの「やっぱまずいんじゃないの?」などがずらっとありましたが、このニュースの後には「クレームつけるのがいかがかと思う」という内容がおおく、否定的なもんは声を潜めています。
そこでロシアの方のコメントが妙に確信をついているなと思ったのがこういう意見。
日本は皇室などロイヤルファミリーに対する思いが強く、特有の感情があるのでここまで大きく騒がれるのではないか。
ニュースのコメントをみていると、年配の方からの批判的な意見が多かったようでしたので、なるほどなと思いました。
うちの母ちゃんもロイヤルファミリー好きですからw
先ほどのtwitterでこんな意見がありました。
猿にシャーロットと命名した問題で、父の意見を訊いてみた。「そりゃ失礼だろ」という。「昔だったら戦争になる」。俺「韓国が動物園の猿の子どもに皇室の名前を付けたら大騒ぎになるわな」父「つけかねないな」。我が家からは以上です。
— 佐藤龍一 (@RyuichiSato) 2015, 5月 7
これを見たときに、家康が大坂の陣を仕掛けたときのきっかけの「鐘銘事件」を思い出しました。
ザクッというと秀吉の息子秀頼がお寺を立てたときにその鐘に掘った文字が「国家安康」「君臣豊楽」の文字。
これを家康が知って「家康の名を引き裂き、豊臣家を讃えるもの」だと憤慨し潰しちゃえ!と大坂夏の陣&冬の陣のきっかけとされたものです。
時が時なら戦争ものというのはまんざらではないかもしれませんね。
既に改名が決まったとされているモノや検討中というものなどまだ今後についての情報は定まっていませんが、改名されるとしても他に公募で多かったのが「ケイ(テニス錦織選手)」「クマムシ(芸人)」などになるのではないかと思いますが、それはそれで・・・ねぇ。
お祝い事なので、大きな心で受け入れる度量を持ちたいものですね。
この記事へのコメントはこちら