岡村咲さん遅延型食物アレルギーとは?検査の危険性にも注意!?

   2018/01/28


プロゴルファーの岡村咲さんがTVで取り上げられるようですが、その中で知った初めてのことば

遅延型食物アレルギー。

最近はアレルギーだというのを多く聞きますが、その実際はどういったものでしょう。

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プロフィール

160615_okamurasaki

(引用:公式サイト)

名前:岡村咲(おかむら さき)
生年月日 1992年8月7日
身長 168cm
血液型 O型
家族構成 両親 兄
出身 徳島県板野郡
出身校 高知中央高等学校
所属 スターツコーポレーション株式会社

きれいな方ですねぇ。

プロゴルファーというバリバリのスポーツ選手。

病気とは無縁と思われがちなその裏に、大変な苦労をされているようです。

発症

小さいころは何ともなかったようですが、高校に入ることから不調を感じるようになります。

その症状としては

・最初は便秘がひどくなって、やがて階段を上るだけで息が切れるなど極端に疲れやすくなるように。

・やがて血便、血尿 

・「一度のお風呂で排水溝が詰まるほど」ごっそりと髪の毛が抜けるようになった。

などなど。

おかしいということで病院を受診しても、結果は「異常なし」

19歳のプロに入るころにスポンサーの系列病院で検査しアレルギーの疑いを指摘。

その先生が海外で診療している方でアメリカで再検査をしたところ「遅延型食物アレルギー」が判明したとのこと。

岡村さんの食べられない食材としては次のものだそうです。

小麦、卵、乳製品、醸造イースト、発酵調味料全般(みそ、しょうゆ、みりん、酒)

料理でほとんど使用するものですね。

これが食べられないとなると、通常の生活についてかなり支障が出るのも目に見えて想像がつきますね。

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遅延型食物アレルギーとは?

その名のとおりすぐに症状が出るわけではなく、後になって症状が現れるため気づかれにくい。

相対的に人数が少ない上に、本人のそういう体質という思い込みもということからなかなか見つかりにくい病気のようです。

遅延型食物アレルギーと診断された方の回顧録として次の意見があります。

  • 時々吐き気があったが、胃が弱いと思っていた。
  • 慢性的に体がだるく、何をするのも億劫でそういう性格だと思っていた。
  • 病院での検査結果は関節痛だったので、関節痛の薬ばかり飲んでいた。
  • アトピー性皮膚炎だと思い込んで、ずっと皮膚科で治療していた
    (引用:遅延型食物アレルギーが疲労の原因

これに該当する方は一度検査を受けてみるのもいいかもしれませんね。

 

遅延型食物アレルギー検査の誤認識

最近では、この病気の認知も広まったところで自由診療で検査を受けることができるようになっています。

ですが、問題点もあるようです。

通常の食物アレルギーについては血液検査でIgEという抗体検査で分かる(保険適用)ようなのですが、遅延型の場合はIgGという成分で判断(自由診療:保険非適用)します。

ただ、このIgGという抗体については健康な人体にも存在することからそれをもってアレルギーとするには科学的根拠が乏しいとされている報告もあるようです。(参考:NHKOnline

自由診療のため高価な検査になりますが、それをもってアレルギーだというのは尚早なのかもしれません。

診断を受けるのは血液検査だけではなく、ちゃんとした検査も併せて受けて判断必要があるようですので要注意です!(参考:遅延型食物アレルギーが疲労の原因

 

岡村さんは移動をキャンピングカーに頼って生活されています。

というのも、食べ物に制限がある彼女は食事を自分で用意する必要があるからだそうです。

通常であれば大変きついことと思いますが病気の公表についても

「私のことを知って、少しでも誰かが励まされ、参考にしてもらえるなら。そう思って公表することにしました」(引用:AsahiShinbunDigital)

と述べられています。

前向きな彼女に感服です。

今後の活躍に期待したいですね。


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