流動化処理土ってなに!?博多駅前陥没事故の工法とは?

   2019/08/27


福岡博多の陥没事故。

かなり大きな穴ですね。あれだけの穴を3日ほどで埋め戻す工事を行うということですがその時に使われるのがこの工法。

聞いたことがないものでしたので、どういったものかザクット調べてみました。

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流動化処理土とは?

ホントザクットしているので、正確なことは専門サイトで確認していただきたいのですが、簡単に言っちゃうと「土のコンクリート」ってことです。

昭和60年代以降に使われるようになった、比較的最近確立された工法のようです。

それまで地盤を押し固めていた工法をしていたが、すでに建物が立ち押し固めが十分にできない事例がでてきた。

また、建設中に出てくる廃土をどこに捨てるかなどの問題とマッチして生まれます。

コンクリートを作成する際には粘土質のものは含まれてはいけないというのが常識だったのですが、その土と新しく開発された「固形化剤」を混ぜて使用することで狭い隙間に流し込むことができ十分な強度を得ることができたというものです。

コンクリートと流動化処理土の違い

動画で見てみた方がわかりやすかったと思ったので見てみてください。

【コンクリート】

【流動化処理土】

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このように動画で見ると粘土が違いますよね。

流動化処理土に粘土質のものが含まれていないというのが全然わかんないw

コンクリートの方はもっとなんかドロドロしている感じなんですね。

この流動性が有効なんでしょうね。

強度は?

コンクリートもこの流動化処理土も年が経つにつれ強度は上がるようです。

コンクリートと比べるとどうかというのが気になるところですが、流動化処理土はなんせここ数十年でできた工法。

そのため、データがないのが実情のようですが土中で使用される分にはそん色がないというのが業界の認識のようです。

作り方

過程を示した図がありました。

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(引用:小野田ケミコ株式会社)

固形化剤というのは、粘度、強度など用途に応じて割合が決められるのだとか。

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費用もコンクリートよりは安価にできるということで、早く安く強度などの安全性も変わらないのであればいいですよね。

昔なんかは家を建てるのに半年~1年ちかくかかっていたイメージがありますが最近はこないだ地盤を固めてたのにもうできてる!!

ってことが多々あるので、昨今の建築技術の進化にも目を見張るものがあります。

福岡の事故も早く復旧するといいですね。

参考:流動化処理工法(LSS工法)


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